医療提供体制の状況
本県における心疾患は、悪性新生物についで死亡原因の第2位になっています。心疾患の主要疾患である急性心筋梗塞は、生命に直接関わる疾病であり、その対応は極めて重要となっています。急性心筋梗塞による死亡率を減少させ、予後を向上させるには、発症から治療開始までの時間を短縮する必要があります。このため、急性心筋梗塞を発症した患者のそばに居合わせた者は、速やかに救急搬送の要請を行うとともに、心肺蘇生法や電気的除細動を行うなど、適切な救命処置が迅速に実施されることが求められます。
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◆急性心筋梗塞治療センター |
【基本要件】 ※必須要件 |
- 心筋梗塞患者常時受け入れ可能病院 ※
- 常勤循環器専門医2人以上 ※
- 緊急PCI(24時間365日)体制あり ※
- CCU(24時間365日)体制あり ※
- 年間PCI数200例以上
- 年間入院急性心筋梗塞患者100例以上
- 常勤心臓外科医×常勤麻酔科医
- 年間開心術数50例以上
- 緊急CABG(24時間365日)体制あり
- 急性期心臓リハビリ実施体制あり
- 治療成績の公表 ※
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