医療提供体制の状況
糖尿病は血液中の糖が高くなる病気ですが、それだけでは自覚症状はありません。このため、知らず知らずのうちに症状が悪化し、網膜症や腎障害、神経障害など様々な合併症をひきおこして日常生活に支障をきたすことがあるほか、脳卒中や急性心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こすなど、大変危険な疾患です。
糖尿病の発症は、肥満や食生活、運動、ストレス等の生活習慣が密接に関連しており、生活習慣を見直し、適切な血糖コントロールを行うことにより効果的な予防を行うことができます。このため、地域の保健活動とかかりつけ医などの医療機関が連携して、住民に対する生活指導や患者の血糖コントロールを行っていく体制を構築する必要があります。
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